アンテークコインの鑑定が重要な理由
アンティークコイン等の鑑定結果は、コインの購入時に参考とすべき極めて重要な情報として取り扱われます。
鑑定されていないコインの入手は、宝探しのようなロマンのあるワクワク感もある行為だとも言えますが、安全にコインを購入するためには鑑定済みであるかどうかは重要な要素でです。
コインの価格は、鑑定の結果(グレード)、発行枚数、残存枚数、コレクターの感覚(トーンの有無等などは重要)などで総合的に決まります。グレードや鑑定枚数は客観的な数値であるので、コインの購入にあたっては、重要な要素として考えるべきでしょう。
アンティークコインの鑑定の重要性は、次に示すとおりでしょう。
真贋が保証されている
アンティークコインは、貴金属としての価値に加え、コレクター品としての価値、美術品としての価値があということです。 アンテークコインは、希少性と相まって、その価値は価格に反映されています。
そうするとコイン市場においては、当然のように贋作(偽物)が出回ることになり、アンテークコインを購入するにあたり偽物を購入しないためには、鑑定されていいるかどうかが重要な要素になります。
保護ケース(スラブケース)でパッキングされている
例えば、アンティークコインを鑑定する組織のうち、大手2社(NGC社、PCGS社)では、鑑定済みコインについては、スラブ(スラブケース)にパッキングされます。このスラブケースには、コインに加え鑑定結果(グレード等)の標示もパッキングされ、鑑定済みコインとセットで取り扱われます。
グレード評価による客観的価値の認識
NGC社やPCGS社等の鑑定組織では、鑑定結果は数字等で示されるグレードにより客観的に示されます。さらに、このグレード毎の鑑定数等の情報は、鑑定組織のWEBサイトで公開され、客観性が強化されています。